お久しぶりです。けだまです。
今回はタイトルの通り、11人最大レギュで初日占い師が3人出た場合、占い師とグレーのどちらから処刑した方がいいの?という疑問を解決していこうと思います。
大前提としてこの2択に「正解」は存在しないので、私個人の価値観を交えてお話しすることをお許しください。
結論から
私は占い師から処刑する方が勝ちやすいと考えています。
以下、占い吊りのメリット、グレー吊りのデメリットについてお話ししていきます。
占い吊りのメリット
その① 強すぎる黒ストップ
黒ストップとは、初日に吊った占い師が狼だと判明したときにローラーをストップさせる戦術のことです。
これがもし成功すれば、占い真狼狼が限りなく切れるこの配役で人外陣営に勝ち目はありません。つまり初日3分の1を当てることができれば市民陣営勝利確定です。やったね!
まあ実際のところ狼の占い師を処刑できた場合は残った占い師にベグ噛みが入りますが、それでも村十分でしょう。
その② 苦肉のグレー襲撃
3人の占い師を吊りきる場合、グレー(片白)を2回も噛ませることができるのです。狼が自らの噛みで容疑者を減らしていかなければならないため、市民陣営は自然と視点が詰まっていくでしょう。
ちなみに狼は初日霊媒師gjの噛みをすることでグレー噛みの回数を1回減らすことができますが、その場合に潜伏騎士との2gjの読み合いには相当な神経を使います。
その③ 約束された最終日
議論時間と村の勝率は比例します。最終日へ確実に行けるこの進行では議論時間を最大限活用することができるので、村が強ければまず負けることはないでしょう。
グレー吊りのデメリット
その① 占い理由に差がつかない
グレーにラストウルフの盤面で占い師が占う先は「最黒位置」でしかないのです。2日目から占い師に手をかける進行の場合は、最黒位置に占いを当てず吊りで処理することもできません。
このような状況では3人の占い師が全員口を揃えて「黒狙いをしました」と述べるだけであり、そこから占い理由による真偽判別をすることは困難でしょう。
そもそも占い師の結果と理由に対して「最黒位置が正しいか」という精査しか伸びないのであれば、占い師というフィルターを通さずに直接グレーを精査すればよいのです。つまり、時間をかけながらグレーを2回吊ることができる占いローラーでよいというお話しです。
本来占い師の能力は議論で吊れない狼を見つけるために使用されることが多いですが、この盤面の占い能力はただの答え合わせでしかないのです。
その② 村が1人でも黒ければ負け
これは2日目から占いローラーをする場合のデメリットです。
その①で述べたように占い真偽が困難な場合、怪しい人に黒を打ったら真、怪しい人に白を打ったら偽という思考に陥りやすいです。
試合中に市民の1人や2人が疑われてしまうことはよくありますが、そういう人たちは通常吊り縄余裕というものでケアすることができます。しかし、初日適当にグレーの市民を吊った場合、その吊り縄余裕は消えてしまうのです。その後、偽占い師がそこそこ怪しまれている市民に黒を打てば、村は厳しい戦いを強いられるでしょう。
その③ 組織票が強い質疑応答形式
これは2日目もグレーを処刑し、3日目に占い師を決め打つ場合のデメリットです。
この進行では最大レギュ特有の質疑応答形式が最大限人外有利に働きます。状況を見ながら組織票を投じる人外陣営に対し、市民陣営は1人でも間違えれば即負けという状況なのです。
確定白の人間が指定役を務めることでこれらの懸念は解消されますが、質疑応答を聞かずして昼議論中に指定を入れるには相当な決断力が必要です。
以上の理由から、私は初日占い師から処刑した方が勝ちやすいと考えています。
ただ、真占い師にしか出せない真要素というものは実際に存在しますし、単純な占い真偽であれば正解する人が多いというのも事実です。また、初日や2日目のグレー処刑で人狼を落とす上振れが存在することもグレー吊り進行の魅力です。
初日グレー吊りでも村が十分勝てることは間違いありませんので、そのなかで今回お話ししたメリット、デメリットを念頭に置いていただければ幸いです。
それではまた。