【ブルゴーニュの城】知識タイルTier表

知識タイルの効果は初版と2019年版で一部異なる

ゲームバランスの観点から、初版で遊ぶことを強く推奨する

 

知識タイルは得点型と非得点型の2種類に分けられる

大前提として、非得点型知識タイルはAフェイズに取ると強いが、Cフェイズ以降は取る価値がほとんどない

今回は非得点型知識タイルに絞ってTier表を作った

Aフェイズ入手時の強さを前提とする

 

また、

  • 共通ボード中央の購入エリア
  • 外側の2と5

この2カ所では出現する知識タイルが異なり、購入エリアに出現する知識タイルはすべて強力なため、入手優先度は「鉱山、船と同等以上」

その中でも得点型知識タイルの15と7が特に強力

 

 

非得点型知識タイル Aフェイズ Tier表

 

 

 

【ブルゴーニュの城】基本戦略

先日、ボードゲームアリーナでブルゴーニュの城ELOレート700を達成することができたので、記念に攻略記事などを書いていく

今回は基本戦略、特に序盤にフォーカスして解説する

 

高得点を狙うためには?

  1. 強力なタイルを相手より先に取る
  2. 地域点を狙う
1.強力なタイルを相手より先に取る

強力なタイルとは、鉱山タイルと一部の知識タイルのこと

→それらを相手より先に取りたいので、船タイルの優先度も高い

→建物タイル、家畜タイルは後回しでよい

Aフェイズ開始時、まず先行のプレイヤーは鉱山、船、強力な知識の中から2つ取ることを目指そう

鉱山・船、もしくは船・船でスタートできると嬉しい

後手は残ったものを取ることになるが、船を1.1で分け合うことになれば、船の後打ちでBフェイズの頭に先行が取れる

知識タイルの強さについては別の記事で解説している

 

2.地域点を狙う

地域点とは、同色の繋がったエリアを埋め切った際に入る得点のこと

Aフェイズ埋め切りで10点、Bフェイズ埋め切りで8点…と、だんだん下がっていくため、1.2マスの狭いエリアは早めに完成させたい

鉱山や船を取った後は、地域点を意識しながら次のフェイズまでを過ごす

 

次フェイズまでにすべきこと

フェイズが移り変わるタイミングで共通ボードが一新されるため、そこでまた鉱山、船、知識の取り合いが発生する

相手より多く船を打って(もしくは同数後打ちで)先行を握っているのが理想だが、他にも大事なことがある

  • 自分のタイルスペースをできる限り空けておく(前フェイズのタイルを持ち越さない)
  • 銀貨2枚以上で新フェイズを迎える
  • 十分な労働者(2以上、最終フェイズ前は3以上が理想)で新フェイズを迎える

この3つを意識し、新フェイズ開始時に取りたいタイルをスムーズに取れるよう準備しておく

地域点達成も大事なため、これらはあくまでも努力目標

 

まとめ

  • ダイス通りに動くのではなく、すべき行動を理解して必要であれば労働者を消費する
  • いらない建物を取るくらいなら、商品の売却や労働者の獲得をして必要な行動に備える

投票履歴の扱い方

お久しぶりです、けだまです。

今回は、投票履歴を推理に組み込む際の注意点についてお話ししてみようかなと思います。

 

 

結論から

投票履歴はあまり参考にならないと私は考えます(正確には組み込み方次第で参考になり得るのですが、それについては後ほど触れます)。

ここで言う「投票履歴が参考にならない」とは、狼に投票した人を白い、投票していない人を黒いと単純に考えてしまうことに対してです。

このようなライン精査が行われる理由は

「身内切りは基本的にリスキー」

という前提があるからだと思います。

 

しかし、よくよく考えてみれば

・最後の1匹が生き残れば狼は勝つんだから、その身内切りって本当にリスキーなの?

・そもそも狼ってリスクを取っていく役職だよね

という疑問が湧いてきます。

 

また、投票時の狼の心情からしても

・前半票→まだ吊られなさそうだから身内切りしやすい

・後半票→後々ラインを見られるのが嫌だから村人に入れづらい

と、結局どのタイミングでも狼が相方に投票したくなる理由はいくらでもあります。

 

 

間違った投票をした人を怪しむべきか?

私の答えはNOです(状況にもよりますが)。

村人は見えていない役職ですので、狼に投票できるかできないかはイーブンです。

もちろん、白い村人と黒い狼の択を間違えたとすれば、それは間違えたことが黒要素になるとは思います。

しかし択がフラットに近かった場合は、結果的に霊媒結果や占い結果が白(黒)だったからといって、そこに投票していた人が村人か人狼かなんて、投票履歴だけではわかりません。

投票履歴だけを見て、投票した人としていない人で優劣をつけるのは危険行為です。

 

 

有効な投票履歴の扱い方とは?

私が投票履歴を推理に組み込む際は

・狼(村人)に投票できていたか?

に着目するのではなく、

・その人がそこに投票した思考の流れは正当か(考えている人に見えるか)?

を考えます。

村人に投票してしまった人でも、その理由が正当なら怪しむ必要はありません。

逆に狼に投票できた人でも、その理由に違和感があれば身内切りを追うべきです。

投票履歴を洗う際は、そこで踏みとどまらずにぜひ投票理由まで聞いてみましょう。

 

 

まとめ

要するに、

狼は狼に投票できるし、村人は村人に投票しちゃうよ

投票履歴を洗ってライン切れてないところから吊りましょう、じゃ狼吊れないよ

というお話しでした。

 

今回この記事を書くに至った経緯としては、私の大好きなコンテンツである放送人狼に対して前々から感じていたことを吐き出す場が欲しかったからです。

投票履歴に比重を置きがちな放送人狼の風潮に、新しい風が吹けば嬉しい限りです。

11人最大レギュ 初日占い3coは占い吊り?グレー吊り?

お久しぶりです。けだまです。

今回はタイトルの通り、11人最大レギュで初日占い師が3人出た場合、占い師とグレーのどちらから処刑した方がいいの?という疑問を解決していこうと思います。

大前提としてこの2択に「正解」は存在しないので、私個人の価値観を交えてお話しすることをお許しください。

 

結論から

私は占い師から処刑する方が勝ちやすいと考えています。

以下、占い吊りのメリット、グレー吊りのデメリットについてお話ししていきます。

 

占い吊りのメリット

その① 強すぎる黒ストップ

黒ストップとは、初日に吊った占い師が狼だと判明したときにローラーをストップさせる戦術のことです。

これがもし成功すれば、占い真狼狼が限りなく切れるこの配役で人外陣営に勝ち目はありません。つまり初日3分の1を当てることができれば市民陣営勝利確定です。やったね!

まあ実際のところ狼の占い師を処刑できた場合は残った占い師にベグ噛みが入りますが、それでも村十分でしょう。

その② 苦肉のグレー襲撃

3人の占い師を吊りきる場合、グレー(片白)を2回も噛ませることができるのです。狼が自らの噛みで容疑者を減らしていかなければならないため、市民陣営は自然と視点が詰まっていくでしょう。

ちなみに狼は初日霊媒師gjの噛みをすることでグレー噛みの回数を1回減らすことができますが、その場合に潜伏騎士との2gjの読み合いには相当な神経を使います。

その③ 約束された最終日

議論時間と村の勝率は比例します。最終日へ確実に行けるこの進行では議論時間を最大限活用することができるので、村が強ければまず負けることはないでしょう。

 

グレー吊りのデメリット

その① 占い理由に差がつかない

グレーにラストウルフの盤面で占い師が占う先は「最黒位置」でしかないのです。2日目から占い師に手をかける進行の場合は、最黒位置に占いを当てず吊りで処理することもできません。

このような状況では3人の占い師が全員口を揃えて「黒狙いをしました」と述べるだけであり、そこから占い理由による真偽判別をすることは困難でしょう。

そもそも占い師の結果と理由に対して「最黒位置が正しいか」という精査しか伸びないのであれば、占い師というフィルターを通さずに直接グレーを精査すればよいのです。つまり、時間をかけながらグレーを2回吊ることができる占いローラーでよいというお話しです。

本来占い師の能力は議論で吊れない狼を見つけるために使用されることが多いですが、この盤面の占い能力はただの答え合わせでしかないのです。

その② 村が1人でも黒ければ負け

これは2日目から占いローラーをする場合のデメリットです。

その①で述べたように占い真偽が困難な場合、怪しい人に黒を打ったら真、怪しい人に白を打ったら偽という思考に陥りやすいです。

試合中に市民の1人や2人が疑われてしまうことはよくありますが、そういう人たちは通常吊り縄余裕というものでケアすることができます。しかし、初日適当にグレーの市民を吊った場合、その吊り縄余裕は消えてしまうのです。その後、偽占い師がそこそこ怪しまれている市民に黒を打てば、村は厳しい戦いを強いられるでしょう。

その③ 組織票が強い質疑応答形式

これは2日目もグレーを処刑し、3日目に占い師を決め打つ場合のデメリットです。

この進行では最大レギュ特有の質疑応答形式が最大限人外有利に働きます。状況を見ながら組織票を投じる人外陣営に対し、市民陣営は1人でも間違えれば即負けという状況なのです。

確定白の人間が指定役を務めることでこれらの懸念は解消されますが、質疑応答を聞かずして昼議論中に指定を入れるには相当な決断力が必要です。

 

 

以上の理由から、私は初日占い師から処刑した方が勝ちやすいと考えています。

ただ、真占い師にしか出せない真要素というものは実際に存在しますし、単純な占い真偽であれば正解する人が多いというのも事実です。また、初日や2日目のグレー処刑で人狼を落とす上振れが存在することもグレー吊り進行の魅力です。

初日グレー吊りでも村が十分勝てることは間違いありませんので、そのなかで今回お話ししたメリット、デメリットを念頭に置いていただければ幸いです。

それではまた。